これまで先送りしてきて、すぐに解決する事なんて無理という問題に対して、「時間をかけて解決していくしかないでしょう。まずは、先送りはもう無理という前提に立ち、できることから始めることが大事」とみんなが納得している。しかし、時々思い出したように、「こんなスピードで間に合うのか」と市場から対応の遅さを非難してあおられる。

 「最後の落としどころの文句をどう整えたら、逃げ道が作れるのかなあ。みんな、一応の納得をしてくれるのかなあ」という、米国、欧州、そして日本のどこもかしこも、前進の見えず、改革の本気度が伝わってこない様子に、市場はいら立ち、怒りを見せている。
 だけど、市場は「すぐに目に見えた好転を期待しても仕方ない」ことも知っているので、いったん、怒ってしまうとガス抜きができて、再び様子を見ることになる。
 したがって、今回の株安・ユーロ安で、行き過ぎた割安になるものがあれば、淡々と拾っていく機会ととらえて、「何が割安かなあ。割安になったかなあ」と物色しておきたいところです。
「良さそうだけど、もう高いかなあ」と自分で割安の確信を持てないものは、人が良いと言っても選ばない方が無難です。割安なものが見つからなければ様子を見ましょう。
 私は今月よりも、来月の方が株高・円安の水準に向かう過程にあると考えています。
 震災発生以降、株式投資の話のトーンを落とし、外債投資、国際投資の話をあちこちで積極的に話してきましたが、ようやく「ところで債券投資ってどう?」という反応が出始めてきました。
知っていて損のない債券投資。みなさんに関心を持っていただきたいと思います。