米国国債の格下げで神経質に始まった日本市場ですが、現在のところは方向感が定まらず、にらみあいの前哨戦となっています。

 サブプライムローン問題の発覚当初や派生金融商品の格付けが軒並み下げられたときの市場の反応が非常に「取るに足らないもの」という楽観的だったのに比べて、今回の米国国債格下げの影響を伝える市場関係者・メディア関係が非常に扇情的に不安をあおるようなコメントが多く、違和感を感じています。米国国債のトリプルAがダブルA+の格付けに引き下げられたことが、そんなにマーケットにとってショッキングな出来事なのでしょうか?
「えーっ??」と言葉をなくすほどショックを受けている人よりも、「あーやっぱり。あーそう」という反応の方が多いのではないでしょうか?
 確かに、これだけ市場の元気の気を奪い取ってしまった後の上昇はしばらく期待することは難しいでしょうが、やはり売られすぎたものは妥当な水準まで戻る機会は今後もあるでしょうから、割安を探るチャンスは現在も続いていると考えた方がいいのだと思います。
 いずれにしても、本格的な動きはロンドン市場、ニューヨーク市場に移ってから。明日はどんな水準で東京に戻ってくるのでしょうか。今後ますます投資で重要視されるのは「流動性」ですね。