我が家の一大イベントであった田舎の法事も無事終わり、ホッと一息をついております。

駄々っ子になってしまった相場が落ち着きを取り戻すには、理屈ではなく、時間により解決をはかるしかないと割り切り、最近は株式相場ではなく、もっぱら為替相場に関心の割合を移していました。
 毎日のように、メディアで話題になる金(ゴールド)の話を聞きながら、退屈な相場になってしまったことを改めて感じます。
 2006年、2007年のリートブームの時に、「相場の売りどきは後にならないとわからないものです。しかし、いつも割高で短期決戦に入った兆候として見える姿は一緒です。あちこちから、こちらから頼みもしないのに、『売ってくれませんか?高値で買いますよ』という騒動が起こることです。買った人たちは、次ぎに買ってくれる人が見えていて、いわゆる、さや取りをして稼ぎます。中長期で投資を考える人たちではありません。しばらくは『買っては儲かり。買っては儲かり』のラッキーが続きますが、いずれは歴史的なババをつかまされることになります。
 もし高くなれば売ってもいいと考える人には、あまり欲張らず、『売ってください』と声がかかったら売ってあげるぐらいの余裕を持った方が結果を振り返るとよかったりするんですよねえ」と助言していたのを、現在の金の騒動を聞くと思い出します。
 今更ながらの、欧州経済停滞の話。新興国の成長鈍化の話。あんだけQE2の時に、米国のドル安誘導だと非難を浴びせた人たちも、自分の国の景気が停滞気味で、しかも財政手段を打つことができなく、打開策がないと、米国経済にカンフルを打ってでも米国消費を高めて自国の商品を買ってもらいたいと米国に期待します。米国も、「国内外から強い支持を受けて」という大義名分がなければQE3なんてできません。
 日本は数少ない、世界がカンフル剤を打ってでも経済を復興すべしと支持されている国です。本来、日本という国がこの機会を活かしてうまく立ち回れる国で、大々的に世界に復興をアピールできる戦略が示せる国であれば、金融危機後の世界景気の回復に大きく寄与した中国みたいな大きな役割を果たすことが可能なチャンスだと思うのですが、情けないくらいの無力で小粒な存在のままです。
 相場の転機はいずれくるわけですが、その上昇の勢いは、日柄を調整した後、米国のカンフルと願わくば日本の本当の復興需要期待がどの程度の期待感を持って現実に起こるかによるのではないでしょうか。
 そういう意味では、日本の政治の停滞は国内だけではなく、世界の足をも引っ張っている状態だと思います。「なんとかしてほしい」とまで望まないから、この大事な時期に足を引っ張らないで欲しい。