個人的には「そうなのか」とあり得ることとして受け止めましたが、予想外のタイミングという評価が多い、ブラジルの政策金利の引き下げが行われました。これまで0.25%の刻みで12.5%まで引き上げてきた政策金利を昨日0.5%引き下げて12%にしました。

 ブラジルは消費者物価の上昇が政府・中銀の想定する6.5%収まらない現状に対して、政策金利の引き上げで沈静化を図ろうとしましたが、ついに実質GDP成長率が11年見通しの4.6%から4.0%に下方修正する事態となり、成長に向けて舵を再び切る決断をしたようです。
 ブラジルだけではありません。欧米景気の停滞・低迷は好調だった新興国経済の先行きをも曇らし、いろいろな国が、財政の規律よりも、インフレ懸念よりも、まず成長エンジンを吹かさざるをえない事態にあることを確認し動き始めたように思います。これはカンフル剤、されどカンフル剤です。リスク資産に注目する動きは強まるでしょう。ブラジルの次はどこか?米国?中国?どんだけ世界に影響力があるかはわかりませんが日本?タイミングを探る地合いに入りました。