本日の日経朝刊広告に、「ソフトバンク株式会社劣後保証付エフエフジェー・キャピタル・リミテッド ユーロ円建て永久優先出資証券」がありました。

当初3年8ヶ月が年2.04%の配当率で、その後毎年1.0%ずつ段階的に上昇(12,0%を上限)
満期は無し。つまり永久。
ただし、3年8ヶ月経過後は、発行体が全額を一括して償還する権利と投資家が発行体に買い取ってもらう権利がある。
 半年後、1年後の世の中が見通しにくい投資環境になってしまい、リスク資産に投資する参加者がめっきりと少なくなってしまいました。投資のベテランであるほど、弱気な人が多いように感じます。
 そういう環境の中で、3年8ヶ月拘束される見返りとして、年2.04%の配当は飛びつくほどの魅力があるのでしょうか。現在が目を見張るほど低株価で割安にあり、配当で比較すれば、それ以上の水準のものがゴロゴロあるように思います。むしろ、今後3年8ヶ月、株式投資を継続する覚悟があるなら、株価の値上がり益を期待できない優先出資証券にあえて投資する意味が私には理解できません。
 ニーズがあるから、今回の機会になったのだと察しますが、そのニーズは誰のもの?
発行体?証券会社?機関投資家?個人投資家?
非常に唐突な感じを受けたのは私ぐらいなのでしょうか?なぜ、今と不思議に思っています。
 予想されたことですが、やっと、日米欧の主要中央銀行が欧州の債務不安で民間銀行のドル調達が困難になるのを防ぐために協調を強化することで合意したとの発表がありました。
「心配なさんな。十分なドル資金は供給するから・・・」という約束事は、「まず年末をいかに乗り越えるか」に頭を痛めていた金融機関の不安を収めるのに欠かすことのできないものだったと思います。にもかかわらず、やっと、協調できる段階になったのは混乱の深さを物語っているように感じました。
 打つ手がないわけではなく、打ってこなかっただけ。ユーロ危機の深刻化はユーロ圏諸国が自ら招いた結果だと個人的には思います。もう緊張感が高まる年末に向けて、時間的な余裕はありません。今後は、これまでよりもスピードアップした手当になると思いますし、期待したいです。