19日に格付け会社S&Pがイタリア国債の格付けをシングルAに格下げにしました。最近の格下げで目を引くのは、格下げを決めた理由に、「政治」、弱い政治力、不安定な政治を要因としてあげている点です。日本だけではないのですね。どこの国にも、決めるべき事を決められないでいる政治に対していら立ちが国民の間で表面化しています。

 私の記憶では、先進主要国で政治の弱さを理由に格付けが下げられたケースはあったかなあ?という印象です。景気が低迷を続けるのは、むしろ景気の足を引っ張り邪魔しているのは、インフレ懸念や財政赤字や長期債務に具体的な対応がなく、無策でも危機感がない様子のままの政治に問題があるというコンセンサスが出来上がったのかもしれません。
 やるべきことを先送りせず、ひとつひとつを仕上げていく政治姿勢を見せてもらいたいですねえ。新政権になった途端に、事業仕分けで凍結を決めたはずの公務員宿舎を野田総理自身が許可したという非常に残念なスタートですが・・・。おそらく4日間の会期を延長したように、公務員宿舎もいったん撤回することになるのではないでしょうか。
 そうしたとしても、野田政権の正義が疑われる大変なマイナスからのスタートです。冴えないけど仕事はできる。そう今からでもなってもらいたいと願うばかりです。期待のかけらもない日本の政治で、少しまともな政権が立つだけでも、その変化率に期待は盛り上がります。本当にこれまでがひどかった。