米連邦準備理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)で2012年6月までに4000億ドルの期間6年〜30年の国債を買い入れて、期間3年未満の国債を同額売却する「ツイストオペ」を行うと宣言しました。市場にはFRBに対して追加金融緩和策を期待する気持ちが高まっていました。追加金融緩和策の内容は、ほぼ事前に期待されていたものでサプライズはなく、実際、市場も好感する反応にはなりませんでした。

 個人的には、これでよかったのだと思います。少なくとも、理解できる範囲内で市場に対する配慮がある対応だったからです。これまでの2カ月、主要国の対応はひどかった。「そりゃないだろう。何の解決にもならない。市場無視か?」という市場の期待に配慮がない繰り返しでした。
 打つべき時に打つ。繰り返して期待に応えていくうちに、市場には信頼が高まり、次ぎ打ってくれることを期待して感動を呼ぶようになります。続くバッターにも、当たり前の期待に応える仕事を果たしてもらいたいと願います。
 昨日の台風15号は予想以上にひどい惨状になりました。12号に引き続き、孤立無援という心境になってしまった被災者から「なるようになれ」という言葉を聞きました。現在、孤立無援で相場の嵐に耐えている投資家の多くの方も、同じ心境になっているのではないでしょうか?
 「自分も頑張ってみよう」と思える気持ちが萎んでいってしまうのは自分の弱さだと責められることなのでしょうか?今の日本、世の中は本当に住みにくくなってしまいました。
 昨日もある人に申し上げました。
「みんなが投資しないから悪い環境である証しではありません。すぐの期待を余りせず、買って忘れられる気持ちと資金があればワクワクする景色があります。どれにしようかな?と迷うばかりです」