昨日の為替相場は円高・ドル高、世界同時株安、商品相場も土砂降りとなり、久々に鳥肌が立つ相場の下落でした。ユーロは10年ぶりの102円台、原油は80ドル割れ。

 ドルの受け皿として期待されたユーロの皿は割れたまま、とうとう市場のムードだけで収まらず、実体経済も大きく落ち込みかねない状況まで経済・景気は悪化傾向が顕著になり、市況ものは青息吐息となっています。
 まさに市場は泣き喚き、未だに緊張感、危機感が見えてこない政策当局に強烈なアピールをし、景気浮揚策をおねだりしています。しかも、おねだりしている市場はおねだりする内容が明確ではなくなり、「私が満足するものをおくれ」と自分のことも冷静に考えられない半狂乱の状況です。
 株安・円高の過程で、戻ったら売ろうと考えていた人にとって、依然辛い日々は続いていますが、ここまでの水準にきたら、もう売ろうとする気持ちはしばらく放っておいて、市場の中を散歩してみたらいかがでしょうか?
「これも、こんなに安くなったかあ?だけどここまで勢いがついたら、もう少し下げてもおかしくないかなあ」「これは、あまりにも安すぎるよなあ。ほんとにこの値段?へえー」
 野原の草花を散策するように、今一度、関心を持っていい機会だと思います。何度も繰り返しますが、投資しても、しなくても検討してみるだけでいいのです。
 今でも少し高いなあと思うもの、それほど価値が下がっていないものを持っていて、「こりゃ、安すぎる」というものが見つかった人は、新規資金でなくても、乗り換えを考えるのは妥当かを検討してもいいのではないでしょうか?
 現在起こっている下げは、「ここまでは下がるはず」と確信を持って売られているのではなく、事情があって仕方なく売っている投資家の売りが多いのだと私は思います。無念を持って売る投資家から「無念でしょう。私が後は引き継ぎます」と買ってあげたい心境にあります。
 それにしても、心配なのは、こんだけ市場が大泣きしているのに、各国のお偉い方々には危機感・緊張感が伝わっていないのでしょうかねえ。多くの人にとって市場で起きていることが他人事であるように見えるのですが・・・。