昨日、FRBのバーナンキ議長は「米経済は失速寸前にある」と緊張した面持ちで会見し、一段の金融緩和を講じる用意があると言明しました。ここのところ、時間をかけただけで、結局は市場が予想していた事柄以下の答えを相場の急落を見て、慌てて出してくるというみっともない、もどかしい政府・当局の対応が続いていただけに、やはり、この緊急事態にはバーナンキ議長しか頼りに出来ないのかという印象を持ちました。

 ムーディーズのイタリア国債の3段階格下げでA2に引き下げたニュースでまた相場を下げたという報道がありました。ここまで来ると、苦笑いですね。今更、なぜ安全格付けのA2に引き下げ。デフォルトを懸念する市場とは隔世の感。慌てて、帳尻を合わせていく、いつものパターン。
 業績の下方修正で、株価の下落。これも、こんだけ景気の停滞と円高進行が続けば当然の結果だとみんなが想定していたこと。
こうした後追いの材料で相場が下落してしまうのはムードの悪さによるもの。
 追いやられる前に、今できることを先回りして実行していく当局の姿勢の変化が求められていると思います。結果論での非難を恐れず、まず行動を起こしてもらいたいと切に望みます。