私はどうしても投資の話になると気持ちが高ぶり、熱くなってしまうため、「私はこう思います」的な強い口調になりがちです。それを好ましく思って聞いてくれる人もいますが、中には押しつけられているように感じる人もいるようです。

 昨日のセミナーでも、「私は中国元預金のほうが変動金利型10年個人向け国債よりもいいと思うのですが・・・」という話がありました。私は「変動金利型10年個人向け国債は知っておいて損のない金融商品ですよ」とは言っていますが、「変動金利型10年個人向け国債にしなさい」とは言っていません。
金融商品選びに迷ったときに、「変動金利型10年個人向け国債」と比較検討した上で、リスクとリターンのバランスが取れていて、リスクを覚悟の上で取り組むと決めたものまで、とやかく言うつもりは毛頭ありません。
 ただ、「今、あなたが選ぼうとしている金融商品のリスクはリターンに見合うものか」、そして「その金融商品に期待するリターンは、あなたが望んでいた水準なのか」を確認することが、金融商品選びで大事なことだと伝えたかったのです。多くの人が、「なんでこんな金融商品を選んでしまったのか」と後悔する姿を見てきました。
 たとえば中国元預金に取り組むなら、「なぜ中国元預金を持つべきなのか」という話はたくさん聞くことはできますが、さらに「中国元預金をするなら、こんなことに注意して取り組みましょうね」という注意点についても求めて聞くようにしたいですね。