「最近は株高・円安を想定したコメントがあまり見られなくなりましたが、考え方に変わりでもあったのですか?」と聞かれました。

 現在の日本株相場も円相場も、水準は相変わらず、株安・円高の「底ら辺」にあるという見方は変えていません。しかし水準が割安でも、すぐにリスクを取った人が報われるような相場ではないので、「種をまき、水を与え、まず芽が出てくるのを楽しみに待つ」とすぐの期待をせずに、じっくり待てる人には、投資してもよいと考える水準を明確にしてタイミングを待ち、1割でも2割でも利益が出たら、利益確定を行うことをお勧めしています。
 安く買って、それよりも1割、2割上昇したら利益確定するを何度か繰り返していくうちに、相場全体の下値は確実に切り上がっていき、現在自分の持っている大半の資産についても、「そろそろどうしようかなあ」と前向きな気持ちが盛り上がってくる水準になってくるはずです。
 したがって、最近、相場に対してのコメントが少なくなっているのは相場に対して見方が変わったわけではなく、昨日と変わらず、「すぐの期待せず、自分の納得する水準で買い、そして売る」で相場全体の水準が底上げされていく経過を前向きに見ていきましょうと申し上げたいと思います。
「いいところで売れたよ」という連絡が入ります。「高いところで買った分ももちろんあるんだけど・・・」
 「高いところで買ってしまった」と嘆いて手を止めるのではなく、納得する安い水準で買い付けて、「芽が出ろよ。葉っぱをつけろよ」と水を与えた結果、忘れかけていた「利益確定」する気分の良さを思い出されたようです。