まだまだ楽観はできないけど、ギリシャもイタリアも、ユーロ危機をさらに深刻な状態に追い込まれないために、市場に対してアピールして手を打ち出したように見えます。
 イタリア国債の利回り水準は危険値とみられた年7%を割り込み6.42%まで低下しましたが、とても安心できる状況にはほど遠く、市場の気まぐれで再び反騰する事態がいつ起こってもおかしくない不安定な状況は当面続きそうです。ただし、一時のように「イタリア国債を売りに出したらいくらで売れるかわからない」と混乱した事態は収まりつつあると聞きます。
 「さすがにイタリア国債のデフォルトまで想定するのは悲観の行き過ぎだったなあ」という市場のコンセンサスが得られるように、ユーロ圏諸国挙げての決意が何よりも求められます。
「イタリア国債のデフォルトはある」という一番の不安が消えれば、市場のムードは一気に好転すると思います。