米格付け会社ムーディーズがノルウェー輸出金融公社の格付けをAa3からBa1に7段階格下げし、一気に投機的な格付けにまで落としました。
 投資経験がある程度ある方なら、一度ぐらいは耳にしたことがある発行体だと思います。特に、日経平均株価連動型債券の発行体として記憶にある方が多いのだと思います。
 ノルウェーはユーロ通貨圏ではないですが、ユーロ北欧圏の安全な国であるという印象をお持ちだと思います。そしてノルウェー輸出金融公社はその国の信用に準ずる確かな先だと思われてきました。しかし厳密に言えば、国本体とは別機関です。だけど、多くの人はそうは言っても、何かあった時は国が救ってくれるはずと「政府保証」があると見ていた先です。
 ユーロ危機の手当が遅れている影響がここにまで影響を与えてきました。
今市場は、「まさかノルウェー輸出金融公社のこの窮状をノルウェー政府が放っておくまい」と注目しています。そして、これ以上ユーロ危機が進展しないように、ユーロ圏政府は手を打たざるを得ないだろうと期待を込めて見ています。
 いよいよ、自助努力をまず見せるべきと正論を吐き、ECB(欧州中央銀行)が安易に債務国国債の買い付けや融資を行うことに反対するドイツに対して、他のユーロ圏諸国、米国、英国からの突き上げが顕著になるのは避けられず、ドイツの動向に目が離せません。