メルケル独首相はEU首脳会議後も相変わらず財政規律の強化が必要だと叫び、目先の危機を回避する対症療法的な施策はいらないと突っぱねる。結果、再びイタリア10年国債利回りは危険水域とされる7%を超えるなど、市場は「あーまた先が読めなくなった」とがっかり感が漂っています。
 しかし考えようによっては、メルケル首相が主張すればするほど市場にはユーロ危機に対する緊張感が高まっていき、結果としてメルケル首相が断固として首を振らない、ユーロ共同債の導入やECBによる債務問題国国債買付の実施を早めることになりそうな気がします。
 メルケル首相、自らの話が選択肢を狭めて、すぐの結果を求めるムードを高めてしまう、皮肉な現象が当面続くのではないでしょうか。