ここ最近、日経新聞等で新興国の株式や通貨から資金が流出していて、今後もリスク資産回避の動きが続くという報道が多く出ています。この報道に対して、あまのじゃくのようですが、もし新興国株式や新興国通貨を投資対象として有望と見ていた人は、実際、今は投資から撤退すべきなのか、投資の手を休めて様子を見ていた方が良いのか、とりあえず安い場面があれば買いの目を持っていた方が良いと考えるのかと注目した方が良いと思います。

 個人的には、ずっとブラジルレアルが円に対して、そして米ドルに対して安くなる場面がいずれくるはずと注目していましたので、現在の水準には興味があります。1ブラジルレアル=42円、1米ドル=1.852の水準までブラジルレアルは弱含みできました。年末にかけて、もう一段弱含む場面も期待できそうなので、今後の動きには興味津々で見ています。
 ある株式評論家の方も仰ってましたが、日本株の動きは日経平均株価やトピックスの動きではなく個別株式に注目すると値動きが上昇トレンドを描くことが期待できそうな、下値を切り上げてきたものが出てきたように思います。
 リスク資産を売り、安全資産を求める動きから、米ドルが買われ、国債が買われてきました。新興国株式が売られ、新興国通貨が売られ、金や原油など商品が売られてきました。それは結果の動きです。だから安全資産がどこまでも買われ続け、リスク資産がどこまでも売られることが決まったわけではないのですから、現在の水準が「買われ過ぎなのか、売られ過ぎなのか」を確認してみることは大事なのだと思います。
 「リスク資産には今手を出せない」というムードの中だからこそ、個人は「割安でほったらかしになっているリスク資産はないか」と検討するぐらい、いいと思いませんか?