いよいよ来るとこまで来た感じです。民主党は消費税増税の時期を半年遅らせ、そして国会議員の定数削減等の法案を通常国会に提出することを表明することで、民主党案をまとめる方針にしました。増税に賛成する人たちは「なんとか民主党の素案をまとめることができた」と成果を主張し、反対する人は「やるべきことが果たされた後の話であり増税が決まったわけではない」と引き続きの反対を主張する。これで、考えが統一されたとうそぶく民主党の有様は今年1年を象徴しています。

 先日のカンブリア宮殿で司会の村上龍氏が「政治家には期待しない。我々は政治家を監視して、やるといったことができなければ辞めてもらえばいい」と言われていましたが、私もその通りだと思いました。相場の世界でも、値上がり益が期待できなくなって、失望の中で株価は下げていく。そして、あるときから下値が固くなり、上昇に向けての準備段階に入っていきます。
 そのあるときとは「当面は良くならないけど、ひどい状況には行き着いた。これからさらに悪くなることもないだろう」と市場参加者が期待せずに待つことができるようになったときです。相場も政治も、その段階に2011年年末で行き着いたのではないでしょうか。
 昨年の今頃は2011年ウサギ年に期待一杯でしたが、新年を目前にして、ここまで冷めた気持ちで臨む年はあまり記憶にありません。かと言って、先を悲観的に見ているわけでもありません。日経平均株価は10700〜11200円程度までの上昇、為替水準も現在よりも円安水準へ修正され、厳しい投資環境の中にはありますが、取り組むべきチャンスは何度もあると想定しています。
 2012年は終わりの始まり。始まりの始まり。変化せざるを得ない年。2011年は変化、変革に追い込んだ年だったのではないでしょうか。