今までは、のらりくらりと先送りできたことが今年はもう許されぬ事態が多くなると思います。「だったらいいよ」と市場から、各国政府から、国民から、支持者からも見捨てられてしまいかねない状況まで追い込まれるケースが多くなってきたからです。

 たとえば、現在、ギリシャでは債務減免を巡る政府と民間債権者の交渉がされている最中です。まとまらず、ギリシャはデフォルトになるかも知れないと見る人もいます。つまり、当事者同士で意見がまとめられないようであれば、ギリシャがデフォルトになるのは仕方ないと容認する人が多くなっている事実があります。ギリシャがデフォルトを選ぶなら仕方ないと世間が「デフォルトしてもらっては困る」と止めないのであれば、デフォルトになりたくないギリシャはこの問題を先送りせず、きっちり決めざるを得ません。
 だからギリシャ政府も民間債権者も決着をつける前提で、折り合い地点を模索している状態で、決別はありえない戦いをしているのではないでしょうか?
 債務問題国の国債大量償還を控えた、この春先まで。先送りやごまかしのきかない事態が毎日のように続きますが、まず、このギリシャがどう具体的な結果を示すか。暗かったトンネルをひとまずですが、抜ける日は近いと期待したいものです。