現在の日本株式相場は株価が低い、いわゆる低位株が相場を日リードしています。「低位株=割安株ではない」という声もありますが、現在のように一株純資産に満たない株価がゴロゴロある中で、つぶれないだろう企業の株式が低位株として放置されているのであれば、低位株の中にやはり割安株が紛れていると考える方が自然なのだと思います。1日の売買代金が1兆円はおろか、その半分程度しかできない相場状況では大型株が値上がりするような地合いでもなく、消去法で低位小型株が物色されるのも至極当然だとも理解しています。

 2009年に金融危機が深刻化して、格付けが全くの信用がなくなり、企業という企業がすべて破綻懸念を帯びてしまい混乱した、あの当時の相場展開を思い出します。
当時、名だたる優良企業でさえも資金繰りに翻弄され、トリプルAやダブルAの格付けを持つ社債利回りが急騰しました。ましてや、低格付のハイ・イールド社債は値がつかないほど投げ売り状態となり、まさに買い手が値をつける状態でした。
その時に勇気を持って下値を買い進んだ投資家は、半年後、1年後に大きなリターンを得ることになりました。現在の低位株式への投資には、二匹目のドジョウになる可能性が高いように私は思います。
すぐの値上がり益を期待せず、当面の配当・優待を取り、株価がここから大きく下がる事態がなければ、将来のリターンは十分期待できるだろう
そう思える人が参加するだけでも、ムードは好転していくのだと思います。そして、実際、成果を謳歌する声が聞こえだしたときに、もうひと盛り上がりして、先に入った人はひとまずの利益確定を検討する。そんな展開をイメージしています。