昨日は中国経済についての話を聞きに行きました。結論から言えば、中国経済は代表が交代する重要な年にあり、金融の引き締めは緩和に転換し、規制を緩和し、今年は何が何でも個人消費を活発化し、人民の信任を得る政策を行う・・・、行わざるを得ない年という内容に受け止めました。

 昨年は、金融の引き締めで不動産市況が悪くなり、加えて、鉄道事故などによりインフラ投資も急減速、これまでの高成長にブレーキがかかりました。この状態を一時期のものと見る人もいれば、すでに中国の成長は成熟期に向かいだしたと見る向きもあります。個人的には、カンフルを打って若さを取り戻そうとするが、「寄る年波には勝てない」と現実を見ることが多くなると考えています。
 中国の富裕層の資産運用の手段は?預金、?株式、?不動産で、特に不動産が大きなウェートを占めているという話しでした。中国経済は不動産市況次第ということであれば、私はリスクを感じざるを得ません。同じ株式に投資するなら、わざわざ中国株式ではなく、日本株でいいのではないかと思いました。
 ユーロ危機は現在のところ落ち着いてきました。7%を超えていたイタリア10年国債利回りは6%を割り込み、スペイン10年国債も5%を割り込む水準まで低下してきました。連日発表になる米国の景気指標は、雇用も住宅も、悪くない数字が続いており、市況のコメントの後に「しかし、予断の許さない状況は続いています」と続けることに、コメンテーターも「芸がないなあ。いっそのこと、今後どうなるか私にはわからなくなりました。もしかしたら上がっちゃうかも??」と正直な話しをした方がいいかと苦笑いしている人が多くなったようにも思います。
 来週になれば、いよいよ「ユーロ危機が大きな相場の重石になるのか」のムードの行方が見えてくるはずです。予想していたリスクはリスクにはならない。来週は久々に、これまでリスクを取ってきた人にとって楽しみな週になりそうです。