現在の投資環境は、相場の水準が変わってきたことで、「ここを抜けたら」になるか、「ここを抜けられなかったら」になるかで展開の方向がガラッと変わってもおかしくない分岐点に入りました。

先週末、米国の1月失業率は一時9.2%だった数字が8.3%まで低下し、雇用者数も24万人増と予想された以上の数字でした。ニューヨークダウ指数は13000ドル目前の12862ドル、シカゴの日経平均先物は8910円で引け、それぞれ、大台を抜けてどこまで進展するかという期待が高まります。
 リスク資産の現在の水準は、安かった水準から見れば15%〜30%程度値上がりした水準ではありますが、大半の方にとって評価損の大きさに変わりはなく、大して戻ってきた感じはないでしょう。したがって、浮かれる人は少なく、「このムードもいつまで続くことやら・・・」と冷めたムードで見ている人の方が多いようにも思います。
 われわれ日本人は、日経平均株価は年初の安値8349円からさほど値上がりしているわけでもなく、いまだに最高水準の円高にあって、投資環境の回復に鈍感であるのは仕方ないと思いますが、現在資金が流れ込んでいる米国市場のリスク資産、米国株式の水準が13000ドルの大台抜け目前まで来ていることは注目です。13000ドル台は、まさに米国市場が「サブプライムローン問題の影響は小さい、小さい」と見て、バブルに浮かれていた頃です。
 そこまで株価水準が回復してきたわけですから、今まで寝ていた資金がむっくり起き上がって、今後を検討する資金に変わってもおかしくないと思います。資金の流れに変化があってもおかしくないと思うのです。13000ドル大台抜けの期待が高まり、残っているうちは、投資対象を物色する熱はおさまることはないと思います。
 そうなるかどうかの貴重な週に今週はなるのだと思います。