主要各国の政治力が非常に頼りない存在になっていた中で、これまで、「米FRB議長がバーナンキ氏であって、よかった」と彼の決断に危機が乗り越えてこれたことが何度もありました。

このバーナンキ議長に加えて、新しくECB総裁に就任したマリオ・ドラギ氏の登場は心強い存在だと感じています。双方ともに、市場との対話が上手だなあと思いました。特に、マリオ・ドラギ総裁は、ユーロ圏危機が最も深刻化したときに登場し、こういう危機の時には、こういう人が現れるものなんだなあと不思議な感じです。
 これから、まだまだ予断を許さぬ状況は続き、ある意味、まだ何一つ解決の道に着いたわけでもないですが、今後のバーナンキ議長とドラギ総裁が密に連絡を取り合って対処を続けていけば光がのぞいてきそうな期待が持てます。イタリア国債、スペイン国債の10年国債利回りは急低下しました。
 さはさりながらムードでここまで上昇してきた株式相場でしたが、材料として織り込んでいない新たな好材料が当面見当たらず、今週、結局上に抜けていく機会となりませんでしたから、やはり小休止に入っていく可能性が高いと思います。無理をせず、押し目をじっと待つときだと思います。