経済指標で好調な数字が続くようになってきて、かなり堅調に上昇してきた株高に久々の活況感に沸くリスク資産投資の状況があり、しかも原油高・ガソリン高に対する懸念が広がる中で、米国の金融政策が一段の緩和に踏み切らなかったことに「失望した」という声が出たりする。

 コメントに注目すると、「一部の期待を裏切り・・・・」とことわりがあるので、「そこまで期待する人がいるのか」という見方があることに安心しましたが・・・・。ここは、「金融緩和を維持する状況に変わりはないが、今、一段の緩和に踏み切るべきところかは様子を見ている」という受け止め方が自然だと考えます。
 もうひとつ、あれっ?って感じた記事があります。
本日の日経記事に
「市場、スペインを再警戒 国債利回り、イタリアを上回る ポルトガルにも不信」がありました。
 現在イタリア10年国債が4.8%程度、スペイン10年国債利回りが5%程度です。記事に嘘はありませんが、ギリシャ債務問題をきっかけに、イタリア10年国債利回りは7.5%程度まで上昇して、ギリシャ債務問題の後退により、4.8%まで急低下した結果、発生した利回りの逆転であり、その一点の風景だけ切り取って、「イタリアからスペインに危機が移る」的な案内の仕方に違和感があります。
 むしろイタリア10年国債利回りが5%を割り込む展開に変わり、高止まりしていたユーロ圏債券全体で捉えた場合に、「今後は低下していく傾向が見えてくるのか」のほうが投資家としては興味深い話しだと思います。
 なんか、意図的に不安な心理を呼び起こして、相場を再び下落せしめようとする輩が、無理を通した理屈で混乱させようと動いているような印象を受けます。
 本日はニューヨークダウ指数が一気に13000ドルの大台を超えて、元気なムードが株式市場に充満していますが、もし、こんな好環境であっても、日本株相場の連れ高がイマイチになれば、やはり日本株はいったん調整に入る可能性が高いと思います。
 同様に連れ高するのか、「あれれ??」と日本株相場の動きの悪さが目立つようになるのか。今週の動きに注目です。一方で、円高になりにくい相場が定着しそうなムードになってきました。