専門家なのに、何でこんなに読みが外れるのかとあきれている人が多いかもしれません。ついこの間まで「ドルは暴落し、極端な円高もありえる」、「米国株式が下がっても日本株は別。年内2万円はある」、「日銀がゼロ金利を解除した今後は金利は上がることはあっても下がることはない時代に入った」とコメントしてた。今は「高金利通貨になったドルは大きく円高に振れる可能性は小さくなった」、「ライブドア事件や村上ファンドなど日本固有の事情が影響し、世界同時株高の中で日本株だけが取り残されている」、「国内の金利上昇は公定歩合が引き上げられる前に既に織り込まれていたということだろう」。相場の行方をまったくはずしてしまった結果である、今のところ。
 しかし1ヶ月先はわからない。もしかしたら前者のような相場状況になっているかもしれない。そもそも先のことがわからないから、全ての人に対し公平な投資チャンスがある。何度も、このブログでは申し上げていますが、人の意見は参考にするもので丸呑みしてはいけない。人は自分以上に財産の今後を、大切に思って助言してくれるわけじゃない。結果について人のせいにしても何も解決はせず、ストレスをためるだけ。自分が納得して投資する姿勢が大事。
 私はこれまで米国債の利回り5%、ドル112円の水準を投資目標としてきました。現在は利回り4.55%、ドル116円台。いずれも投資目標よりも割高な水準です。しかし円高に振れそうな雰囲気がでてきましたので、私は外貨MMFなどでまず為替をおさえることを考えています。米国の政策金利は2ヶ月連続の据置となり、来年年初には引き下げるという観測が出始めたため、長期金利は短期間に0.7%も低下しましたが、いずれまた引き上げ観測に変わり長期金利が上昇する場面があると私は考えています。なぜなら、ここまで長期金利が低下したら、株式投資妙味が高まるからです。株式が上昇すれば自然と個人消費熱も高まり、米国のクリスマス商戦にも期待がかかるでしょう。人の気持ちは移ろうもの。景気を悲観した政策金利の引き下げ観測はいっぺんに、楽観した引き上げ観測に変わります。サプライズが起こります。そして金利が再び上昇してきたら、私は円高で押さえておいた外貨MMFから外債にシフトします。「そんなうまいこといくかなあ」と今私はワクワクしています。自分が勝手に思っていることですから人もうらみません。