相場の先行きを弱いと見る根拠として、欧州市場でスペインなどの国債利回りが上昇したことで、再びユーロの債務問題懸念を挙げる専門家が増えています。

確かにユーロの債務問題は解決したわけではないですが、ここに来て、急に深刻ぶるほどの新しい問題が発生したわけではありません。「今週、19日に控えたスペイン国債の入札に注目したい」というコメントを見かけたりしますが、それが本当に大きな懸念材料であれば、欧州の債券市場はすでにもっと混乱しているはずです。
 欧米株式の調整が続いていて、ユーロの債務問題懸念を「何故調整が続いているのか」の根拠として、後付けでひねり出してきたと考えてよいと思います。
欧米株式相場は上昇のスピードに調整が入ったもの、最近のスペイン国債の上昇は「投資するなら、できるだけ高い利回りで買いたい」と投資家が入札を控えて様子を見ていた結果ではないでしょうか。
 いつ、再び上昇に弾みがつく相場展開に戻っていくかはわかりませんが、「現在の水準は中長期で見れば割安」と考える投資対象が見つかっている人はコツコツ投資に心がけましょう。
くれぐれも、「あーやっぱり、あの時は買い時だった」と後悔しないように、元々下がったら投資しようと考えていた人は実行に移したほうがいいですよ。買った後、下がれば、「もっと、安く買える」と買えば良いのですから。逆に言えば、買って忘れることができず、「何故、あんな中途半端なときに買ってしまったのか」と後悔するかも知れない人は全力で買わず、余力を残した買い方を心がけましょう。
 「早く芽を出さないかなあ」と種を植えて、じっと待つときです。