相場は円高、株安でムードは重く、低調な動きです。ついこの間までは、企業業績や失業率など好調な数字の発表を受けて、「景気回復を促す、更なる金融緩和を期待するのは難しいかも・・・」という懸念が相場の頭を押さえていましたが、現在は「よいと思っていたけど、実態は一時的なもので、政府や中央銀行が政策で景気を支えてくれなければ再び暗転するかも・・・」と気が落ち込んできて、この先の金融緩和期待を織り込みながらも、すぐの政策を期待しているので不安、不満が高まって来ています。ここは素直に、過大な期待で膨らんだものが時間の経過で調整が進み、改めて冷静に「妥当な水準ってどこだろう?」と売られすぎた割安なものを物色するタイミングに入ったと考えたいと私は思います。

 金融危機、ユーロ危機を通して資産を大きく減らしてしまって後悔する相談者には、ずっと申し上げてきました。
「これからボックス相場が続きます。上がれば下がり、下がれば上がります。大きく下がらなければ、大きく上がることも期待できません。大きく値上がりしたものは、放っておけば大きく下がります」
「大きく資産を減らしたことを後悔した人なら、上がって納得する水準になったら、損が出ていても売却して、いったん、現金に戻し、再生可能な資金にしましょう」
「もし現在の水準が投資して損のない割安な水準にあると確信する対象が見つかって、今投資しないのはもったいないと感じたら、上がったら売ることを前提に投資を検討しましょう。その気持ちが、今後の相場と前向きに向き合う活力になります」
 今週は引き続き、ギリシャ、フランスの選挙を控えているので、相場は必然と動きません。したがって、以前、「あのとき、買っておけば良かった」と後悔した経験がある人は、「今は投資の時?」と検討しましょう。下がれば、いずれ上がります。同じ後悔はしたくないと考える人は、後悔しないように熟慮したほうがよいと思います。