欧州連合(EU)は、23日に首脳会議を開き、今回のフランス、ギリシャの選挙結果を踏まえて、成長支援と財政再建の両立という難しい課題について急遽話し合い、来月末に向けて、一定の答えを出していくとのこと。

「ユーロ圏の中さえもまとまらない状況で他地域からの支援を期待するのは論外」という厳しい目の中での話し合いが始まります。そのため、値上がり益を期待するリスク資産は総じて割安状態にありますが、その割安を買い上がっていくという投資家の数は少なく、当面はすぐのリターンは期待せず、「買って忘れる」ことができる投資家が相場の底を支える展開が続きそうです。
 日本株相場が上昇するには、まず米国株式、ドイツ株式に上昇基調が戻らなければなりません。つぎに、ドイツ10年国債、米国10年国債の利回りに上昇期待が高まる必要があります。現状でそうなるには、まだまだ時間がかかりそうです。
 そして為替相場で円安基調になるのは、株式相場の上昇に警戒感が出るような過熱感がでるムードがでてきてからだと思います。こちらはもっと先になります。
 したがって、「割安な株価で投資したい」「円高の時に外貨投資を始めたい」と考えていた投資家にとっては、慌てることなく、ジックリ投資に取り組めるチャンスです。
ただし、「そんなにこれ以上の株安・円高水準は望めないかも・・・」とすでに水準に満足しているけれども踏ん切りがつかない投資家であれば、毎日、相場とにらめっこしているだけで疲れることになりかねないので、ここは「買えたら良し」と納得する水準を決めて、機械的に執行し、買えたらしばらく忘れてしまうことをお勧めします。
 「こんな場面があったらどうしようか?」と、頭を整理して準備するに値するぐらいの、リスク資産を割安で投資できる機会だと思います。