主要8カ国首脳会議(G8)では、当初から想定されていた内容だった「財政の健全化と経済成長の両立を目指す」という方針が決まって、それを受けて、どんな具体的な行動が起こされていくのかが肝心であり、言うだけの展開が長引けば、市場が泣き喚いて手がつけられない状況になってしまうという危機感が高まります。

 その具体的な行動は、まずユーロ圏から当然起こるべきであり、それがない限り、その他の地域からの支援は期待できないでしょう。したがって、G8では枠組みの確認でしかなかったのだと思います。
 為替相場は引き続き、米ドル高と円高が進み、ユーロは100円台、豪ドルは77円台、ブラジルレアルは39円台。注目を集めたフェースブックの上場初日は今ひとつ盛り上がりはなく。
 「これは具体的な行動を示さずばなるまい」と市場は期待と危機感に満ちてきました。
 フェースブックの上場という大きなイベントが終わり、変化に乗じて、一儲けしようとしようと考えていた投資家は、肩すかしを食った恰好になり、お金を抱えたまま、どうしたらよいかに迷っているように思えます。売るにも買うにも躊躇する状態で「早く方向性が見えないか」と見つめるエネルギーが溜まっているのだと思います。
 6月17日に控えたギリシャ再選挙の結果が出るまでに変化日がある前提で、ユーロ圏から目が離せません。