本日の日経記事に「スペイン支援 半日で失望」という内容と「EU、銀行に直接支援を IMF専務理事が表明」という内容がありました。EUが9日に発表した支援の仕組みがスペイン政府を経由するため、スペイン政府に新たな財政負担を招く可能性があり、株式市場には失望売り、いったん6%前半まで低下したスペイン10年国債利回りが6.8%まで急上昇しました。これを受けて、国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事が「ユーロ危機から脱却するために、EUから銀行に直接資本を注入し、悪循環を回避することが重要」と述べたということです。

 これからが、ユーロ危機回避のための具体策が出てくる大詰めです。このような形で、具体策もどきが出て、市場が反応し、当局者達の意見、注文が入ることは、先送りを許さない内容が作られていく過程として好ましいことだと思います。
 また、こんな記事もありました。「欧州危機、アジアに懸念 当局者、不動産市況を警戒」という記事です。ユーロ危機で、ユーロに直接融資した額は小さいアジアですが、ここまでユーロ危機が深刻化すると、ユーロ景気後退による景気の悪影響に加え、ユーロから大量の投資資金が流入して支えられていた不動産市況が、逆にユーロが資金を引き揚げられて暴落するという警戒感が高まっている様子です。
 どこもユーロ危機を他人事で見ていられるような状態ではなくなってきたということですね。
 今日の悪材料は、明日の良い材料。今日の良い材料は明日の悪材料。