知っていて損の無いことが、けっこう多くの人の関心外にあり、「何でもっと前に知る機会が無かっただろう」という話しが結構あります。

 私は以前から、「貯蓄から投資へ」と投資が必要だと考える人にとって、まず検討すべきは、株式投資や不動産投資では無く、一番身近で、それに不満があるから投資を考えた「定期預金」に性質が近い「債券」がどんなものか、どの程度のリターンが期待できるのかを知ることであり、そのリターンに物足りなければ先の投資を考える順序をみなさんに踏んでもらうと投資で後悔する人は少なくなると考えてきました。
 「債券投資は知っていて損が無いもの」「債券投資は面白い」
 今月の生活設計塾クルー主催は「確定拠出年金の運用はこうする」というテーマで目黒政明氏が、大抵の方が放ったらかし状態にしてある確定拠出年金に対して、現状を語り、「確定拠出年金の優遇された仕組みがせっかくあるのに放ったらかしではもったい。メンテナンスはしたほうがいい」という話しをしました。
 「まさに、自分は放ったらかし状態だった。もっと早く知っておけば。今からでも考えて見よう」と確定拠出年金をやっている人のほとんどは感じたという印象を受けました。
確定拠出年金を導入時に会社から「出ろ」と言われたセミナーでは、余り関心もなく、確定拠出年金の活用なんて意欲も沸かなかったという人が大半でしょう。
 良い仕組みだから、勝手に売れる、広がるとは限らないという典型例です。広がらないのは、宣伝が足りないのでは無く、意欲の沸くような話を聞く場が圧倒的に少ないからです。
たくさん確定拠出年金や債券投資の話しを聞く機会は求めればあるはずなのに、そのほとんどが「仕組み・制度の説明」で、関心の無い人には退屈な話しだから広がらないのです。
「いかに、確定拠出年金を利用するか」「いかに債券投資を利用するか」という、その人の目的に対して、どのように利用したら良いのかという話しであれば、多くの人の記憶に残る話しになるのではないでしょうか。
 相場は、G20、米国FOMCが閉幕し、いよいよ佳境に入ってきました。これまでのところ、期待以上のものでは無いですが、想定した内容で失望させるものでは無い、無難な形で来ています。
結局は、回りがどう支援するかの前に、「まずユーロ圏で、やるべきことを果たせ」という話しで、その話しが現在、まずユーロ圏財務相会議で議論され、独仏、ギリシャ・スペインの間でも覚悟が確認されて、そして28日からのユーロ首脳会議でまともな、期待された以上の結論が提示できるように詰めていると期待されます。
 「ユーロは何をモタモタしているんだ。なぜ、具体的な対策・対応が出てこない」と、ヒステリックにある市場からの声に、どう応えるのかの結果は間もなくでます。個人的には、跳ね上がっている最中には追加投資を考えませんが、根拠の無い不安で価値が損なわれる場面では検討すべき機会だと考えています。