何度も、政治に裏切られた市場は、なかなか悲観的な見方から抜けられなくなっていますが、ここにきて、セーフティネットを強化する合意には、南欧の追加緊縮策の具体的な行動なくして、先に進まないのは必然であり、逆に、その執行が進展すれば、合意事項の進展へ棹さすことは難しい状況になってきたように思います。

 現在は、方向性を見定めている状態にあり、相場としては膠着状態にはありますが、動き出すエネルギーは内部で高まっているようにも思います。もし円安・株高への方向性が出るとしたら、新規に投資家の参加が増えて上昇するのではなく、悲観的な見方を前提にした売りの買い戻しがきっかけとなる見方に変わりはありません。
 為替の水準がここから2〜3%円安に振れたら、為替だけではなく、相場の先行きに対する見方が大きく変わって動き出すような気がします。