楽しませようとサプライズを企画しても、いやいやながらも「やらずばなるまい」と本来は前向きでなかったとしても、いずれにしても、やるのであれば、それなりの効果を狙いたいものです。

 どんなに期待されていたことでも、関心が薄れ、気持ちが盛り下がった後になれば、効果は半減以下、もしくは「もうそんな程度じゃ全然、事は解決しない」と要求を高めてしまう結果になってしまうことが多々あります。
 ユーロ危機を脱却させるためには、セーフティネットを強化すること、その方向性にブレがないことがまず最低限守らなければならないことだと思います。
 
 狙ってか、狙わずかは定かでないですが、ユーロ危機脱却の道がブレまくり、ユーロ全体の景気の落ち込みは、新興国の景気に影を落とし、ついに米国やドイツの景気にも懸念が及ぶようになり、世界はどこもユーロ危機を放置できるほど余裕のある国はどこにもなくなってきました。
 まさに「世界同時●●」という政策がとりやすい環境が整ってきました。だからこそ、逆に、その期待を野ざらしにした後の失望を大きくする懸念が高まります。市場はどこも、薄商いの中で土砂降り状態。投資家ができることは、リスク資産の量を絞ってリスクを減らすしかありません。
自分の見込み違いから、投資でソンをするのは自己責任で仕方ないことですが、現在の投資環境でソンが日に日に増えていく状況は投資家の自己責任で押し付けて良いものでしょうか。
 何度も恨み言を言うようですが、政治に「儲けさせろ」とは望みません。ただ、「足を引っ張らないで欲しい」。やるべきことはやろうよ。結果、やることになるなら、早めに決断しようよ。
 スペイン10年国債利回り7.6%がユーロ危機を動かすテコとなり、前向きな対処のきっかけになることを期待します。