以前にもこのブログの中で取り上げた話ですが、私の証券マン時代のお客さんとの話を思い出しました。その人は戦後まもなくの時から株式投資を始め、上場している株式の銘柄はすべて買った経験があること、株式で儲けたお金を元にして現在のビルのいくつかを建てたことを話してくれました。

 当時は一株単位で買えて、配当も多かったけど、ほとんどの人が株式投資に関心がなかったとのこと。今ではほとんどなくなりましたが、無償増資が繰り返され、ただ株式を持っているだけで株数がみるみる増えて、「何でこんな時にみんなは株式投資をやらないんだろう」と思っていたそうです。
 「今のみなさんは大変だ。100万円ぐらいないと株は買えないし、配当は大したことがない。これじゃ、儲かるわけないよね」と、みんなが株式投資を当たり前にやっていて、「次は何が儲かるか」と株式の大当たり銘柄を教えてくれる電話番号に人が殺到してかかりにくい1985年当時に話を聞きました。
 そして今、配当利回りが十分預貯金よりも高く、解散価値を大きく下回る株価で放置されている銘柄がゴロゴロあるのに、株式投資に関心が薄く、自分には関係ないものと感じている人が増えています。
 株式投資は安いところで投資すれば2割程度の儲けは期待できる。
 投資はみんなと同じ行動を取って儲かるものではない。
 イエス!!
 そう思える人は、この時期を大事にすべきでしょう。
 配当利回りが十分高く、解散価値を下回った株価で放置されているということは、株価は長期投資で考えても上がることはなく、下げる確率のほうが高いと大抵の人が考えている状態。
 「長期投資で保有すれば株式投資は絶対儲かる」とは言いませんが、「金輪際、株価上昇することはない」と言い切るのも極端な話。
「株式が上昇する世の中が年内に来るかも知れない」とみんなが思っていないことが起きる保険のつもりで、投資してもいいのではないでしょうか?保険のつもりで・・・。