27日にECBのドラギ総裁から「ユーロ安定のために、あらゆる手段を取る。信じて欲しい」と、ユーロ危機からの脱却に前向きな発言がありました。ドラギ総裁の発言には、これまでも行動を伴うものであったので、市場は大いに期待しています。

 そして、昨日はこれに加えて、フランスのオランド大統領とドイツのメルケル首相が電話協議を行い、「ユーロ圏を守るためにあらゆることをする」と表明しました。こちらのほうは、ドラギ総裁とは真逆で、「あー、やっぱり。そうきたか」と、しょっちゅう、言っていたことを簡単に撤回し、先送りを繰り返し、結局、市場の袋だたきに遭って、慌ててまた、形ばっかり、証拠作りのためも会議、協議を招集する。
 「仏の顔も三度まで」。もう、とっくに市場関係者は言うことを信じなくなり、あきらめの顔になってしまっているけど、ドラギ総裁が「信じて」と言い切り、独仏の首脳が、それをなぞる表明をしたわけだから期待したい。ユーロ圏の当事者がスペインでユーロ危機の不安を止めることができなければ、これから新たにユーロを作り上げるほどの無理難題を抱え込む修羅の道に入り込む可能性が高く、それよりはむしろ、現在のユーロ危機を克服するための努力に全力を傾けたほうが現実味のある対応と言えます。
 鳩山元首相の「Trust me」・・・
嫌な記憶がよみがえりますが、ここまで言い切ったのだから、ユーロ危機に光を当てる風に期待します。