ユーロ危機から脱却をめざす具体的な一歩の期待が高まり、米国株式、ドイツ株式はすでに5月初旬の水準まで回復しました。米国、ドイツの10年国債利回りは双方ともに0.2%ほどまだ低い水準にあります。

 為替は5月初旬では、米ドル80.27円、ユーロ105.40円、豪ドル84.04円、ブラジルレアル42.54円の水準でした。米独金利があと0.2%程度上昇する過程では、ユーロはまさに具体策の内容、そしてタイミング次第ですが、その他の戻りは可能性があると思います。

 ちなみに、日経225の5月初旬の水準は9520円であり、これも円安の支えがあれば妥当な水準ではないでしょうか。しかし、それもこれも、ユーロ圏政府の対応次第。5月の時のように、6月のギリシャ再選挙を控えても繰り返された政府のチグハグな対応で相場のエネルギーを奪ってしまうことがないことが前提です。

 期待を込めて言えば、ユーロ危機脱却に向けて具体的な一手が打たれ、ユーロ危機がいったん大きく後退し、次の相場の重石となるだろう米国の「財政の崖」への対応に関心が集中することが望まれます。

 楽観はもちろん禁物ですが、これまで円安・株高を期待して見てきた人にとっては楽しみな今後があるかも知れません。

 ところで選挙の比例票ですが、民主党には資格がないのではないでしょうか?比例票は党の政策が明確で、誰もが一致した見解を持ち行動することが前提であるはずです。これだけ、党内不一致を連発し、しかも党内をまとめることもできない民主党は、個人の能力で選ばれるべきで、選挙の時だけ党名に隠れて投票を受けるのは虫が良い話しだと思います。

 いかに、これまで政治家として活動してきたのかを見て、あまりに目に余る党には比例票を剥奪しても良いと思うぐらい、政権与党となった民主党には憤りを感じます。