「ダイワ外貨MMF ユーロポートフォリオ」に続き、「ニッコウ・マネー・マーケット・ファンド ユーロ・ポートフォリオ」、いわゆる「ユーロMMF」の買付停止、繰り上げ償還(予定)が発表され、今後についての問い合わせが増えてきました。

 外貨MMFは外貨投資の基本ツールとして貴重な金融商品ですが、その一角であるユーロMMFの器が利用できなくなりました。外貨MMFは90日以内の短期債券で運用する投資信託ですが、ユーロ危機が深刻化し、ユーロ建ての短期債券で、安心できる債券の量が少なくなる中で、安心を求める投資家殺到し、マイナス金利になる債券が出現するようになりました。

 マイナス金利とは、債券に投資したものが金利を支払いながら債券を保有する状態ですから、「とてもじゃないけど、リターンを確保するのは難しい」ということになり、新規買付の停止を発表する海外のユーロMMFが少し前から出始めていましたが、ついに日本でも、そういう状態に追い詰められてしまいました。

 繰り上げ償還後は、①ユーロ現金で保有するか、②円で決済するのか、③他のユーロ建て投信や債券などに外貨決済でつないでいくか、④証券会社によっては、ユーロMMFから他通貨のMMFへスイッチングできるところもあります。
大抵の金融機関では、ユーロ現金として保有して今後の様子を見ることが可能なので、何かをしなければならないと慌てる必要は無く、今後、償還するまでの間には、今よりも投資家が冷静に判断できる選択肢が増えるものと思います。ここは、慌てず、様子を見たほうが良いでしょう。