ドラギECB総裁に続き、バーナンキFRB議長の覚悟あるリーダーシップで、ユーロ危機からの脱却の一歩、そして、これを後押しする景気浮揚の一歩の対応が好感され、ニューヨークダウ指数は13593.37ドルの4年9カ月ぶりの高値、ナスダック指数は3183.95ドルの11年10カ月ぶりの高値水準まで回復してきました。

 一部には、今回の欧米の対応でスペイン10年国債利回りが急低下して危機感が後退し、南欧の債務問題国が厳しい支援条件を免れるために、時間稼ぎに出るのではないかという見方がありますが、それはこれまでの英断を台無しにしかねないことですし、この「国債利回りの急低下は支援の申請が前提であり、抵抗しても直に支援に追い込まれ逃れられない」ことは、市場の反応を見ていればわかること。スペインからの支援要請のタイミングはそんなに引き延ばせるものではないと思います。
 
スペインの金融支援要請があれば、グッとユーロ危機の後退が進みます。

 今週は日銀の金融政策決定会合が予定されています。ここでは、「追加緩和を見送る」との見方が大勢のようですが、私はドラギ総裁、バーナンキ議長に続いて、日本の中央銀行総裁として、強いメッセージを発信する機会として期待しています。国際金融・経済の安定を大義名分に、円を提供して、資金の融通をスムーズにする宣言を行うのに良い機会だと思うのですが。

 白川日銀総裁の覚悟を見たいです。