「スペイン政府がESM(欧州安定メカニズム)に支援を求める」「日銀が景気浮揚に向けて一歩進める」など、市場が期待する想定内の好材料が直に現実になっていく、久々の投資好環境へと入っていく模様です。個人的には、「債券売り・株式買い」「外人買い」という言葉が市場から聞かれることが多くなってきて、気がついてみれば日経平均株価でいえば、1万円を意識する水準に回復する展開を想定しています。

 一方で、想定外の方向もあり得る悪材料、「中国暴徒化問題」がやはり気になります。今回の騒動の発端は、尖閣問題ではありますが、実際は「中国共産党が中国自体を制御する力がなくなった」危うさが根底だと思います。おそらく、中国の中流階級以上の人たちは、「いずれ格差問題の不満の目は、日本だけではなく、自分たちに向かってくるのではないか」と不気味に、不安に思っているように思います。

 投資は中長期で考えなければ成果が上がらないものです。だとすれば、短期で利益確定を狙う投機のマネーならわかりますが、突然、突発的に自分たちに関係の無いところで、営業に大きな支障が出るかも知れない国や対象に投資など怖くてできません。
 最後は、国が守ってくれるはずなのに、中国に関しては国さえも当てにならないとなれば、なおさらです。

 「中国危機」が発生し、深刻化しないことを望むばかりです。