先週は、日中韓の動向に目立った進展はなく、むしろ中国の感情高ぶる物言いを見て、収束への道は容易でないムードになっています。こうなると、当面はリスク資産への投資が底打ちするきっかけはアジア以外、「ユーロ危機が後退する気運が高まる」ことで欧米の投資環境の好転に期待するしかありません。

 実際、注目されていたスペインの2013年予算案は、予想された以上の「緊縮予算」を発表しました。続けて、スペインの国内銀行を対象にした特別検査(ストレステスト)の結果発表では、6月の最大620億ユーロの概算だったのが、537億ユーロになるという資産を示しました。7月にユーロ圏各国と銀行部門の支援に関しては1000億ユーロの支援を受けることで合意されており、前向きな評価を受けるものになりました。

 間もなく、ユーロ圏に申請すると見られる欧州中央銀行(ECB)の国債買い取り開始に向けて具体的な一歩に期待したいところです。

 先週金曜日に日経CNBCで個人向け復興国債についてお話をしました。本当に現在のように、国さえも破たんが懸念されるソブリンリスクが高まっていて、しかも、突然、政治リスクで相場の基調が変えられてしまうような投資環境では、長期の視点で投資に取り組むのが困難な異常・非常事態にあります。
 そういう投資環境の中で、「1年が経過したら、受け取った一年間の利金相当額を解約ペナルティとして支払えば、政府が額面1万円単位で買い取りを保証する」個人向け復興国債の存在は重宝であり、その大きなメリットを見過ごして不安だけをためている人は「知らないと損ですよ」と伝えたかったのですが、伝わったでしょうか?

 テレビの番組の後はいつも後悔しているんですね。「もう少し、余裕を持って伝えることができないものか」と。淡々としたリズムでは、関心の無い人を呼び込むことは難しいんですよね。
 次回、12月に募集される「変動10年個人向け復興国債」に向けて、これからまた、繰り返し、気づいてない方に向けて発信を続けたいと思います。