ノーベル賞を受賞した山中氏は、以前から「日本で生まれたiPS細胞の応用研究をオールジャパンで進め、「知的財産」の獲得に努めたい」と、国内の叡智を集って取り組まないと海外の研究者と互して、知的財産を守るのは難しいと繰り返し訴えてきたそうですね。

 iPS細胞の国際特許は、学術研究には無償で使用を許諾し、商業目的の研究開発にも安い特許料で使用を認める。「実用化を進めるため」と簡単に言うけど、個人の欲、権利の主張を考えれば、奇跡に近い行動だと思います。

 それと比較して、例に出すには非常にお粗末ですが、こんな状況に追いやられていても、「先の話さえまともに話し合うことも出来ない」状況に、政治家さんはどう感じているのでしょうか?
やはり、政治家の報酬は自己申告の日当にして、「自分はどんなことに1日を費やしていたのか」を振り返る機会を持ったほうがよいのではないでしょうか?

 「オールジャパンで臨む」とか山中氏の言葉を引用する政治家も出てきたりして。「何がしたいのか」がわからない人たちがバラバラに集まっても、そこで何が生まれるのか。引用して欲しくないですね、言葉の軽い人には。

 本来であれば、ノーベル賞受賞の発表を受けて、盛り上がってもおかしくないムードにも水が差され、日本株式市場もドンヨリ。ドンヨリの最初をたどっていけば、ユーロ危機によるユーロ景気の停滞です。これを解決する具体的な一歩がなければドンヨリは続き、一歩があれば晴れる可能性が高まります。具体的な一歩を踏み出すお膳立てはできました。後は一歩踏み出す実行が求められています。「オールユーロ」の覚悟を見せて欲しい。ドンヨリの事態は、いつ急変してもおかしくないと思います。