格付け会社S&Pがスペインの格付けを2段階引き下げて、投資適格と投機的格付けのキワであるBBB-とし、さらに、今後の見通しをネガティブとしました。もともと、9月中にも格下げされるという見方が広がっていましたので、想定内の発表です。

 この格下げは、どちらかというとスペインの外に向けての発信ではなく、「ここで安心せず、速やかにやるべきことを進めて実績を積まないと、スペインに対する見方は厳しくなるぞ」というスペインの内に向けての叱咤だと思います。

 今後も、こうした外圧でスペインの金融支援の要請が促され、「外圧で金融支援の要請をせざるを得ない」と不本意ながら、しかし前向きな見通しを持って、スペイン自身が判断して踏み切る形を取るのではないでしょうか。