ユーロが景気後退の回避や、米国が景気浮揚のための金融緩和に危機感持ってアクセルを踏む政策に取り組み始めたのは2010年に入ってからです。後手に回る展開から、現在も評価を受ける結果はでていませんが、それでも、セーフティネットの整備に関しては、「新たにここが抜けている」と手つかずで残されている対策はなくなり、後は具体的な推進次第というところまで来たように思います。

 政治的な日程により投資活動は11月中旬までは動きづらい状況が続き、その後は、すぐにクリスマス景気の動向が気になり、そして年末休暇に突入です。つまり、じっくり腰を下ろした投資ができる機会が年内にはなさそうです。

 したがって投資の計画は短期で考える人でも、「10-12月」年内ではなく、「2012年10月-2013年2月」の少しロングタイムで考えたほうがよいと思います。

 気の早い話ですが、2013年の干支は癸巳(みずのと・み)年です。相場格言の「辰巳(たつみ)天井、午(うま)尻下がり、未(ひつじ)辛抱、申酉(さるとり)騒ぐ、戌(いぬ)笑い、亥(い)固まる、子(ね)は繁栄、丑(うし)つまずき、寅(とら)千里を走り、卯(うさぎ)は跳ねる」は、日本株相場には当てはまりませんでしたが、世界の中心指標である米国株式相場の動きにははまっていたように見えます。

 来年巳年は、相場が天井をつけにいく辰巳の最終年です。この機会を、「値上がりが期待できる時間はわずかしか残されていない」と見るのか、「まだ天井に向かうチャンスの過程にある」と考えるのか。

 過大な期待はせず、さりとて悲観せず。まずは、来年2月までを一区切りに成果を上げるべき計画を立て、準備に時間を割きたいと思います。