野田総理に新たな経済対策のうち先行実施する事業の申請するように指示されて、財務省が昨日締め切ったそうですが、対策第1弾の規模は多くても3000億円で、しかも、でてきた内容は


①日本再生戦略の前倒し

iPS細胞活用の研究支援

②震災からの復旧・復興

中小企業グループ向け「グループ補助金」

福島県の企業立地補助金

③防災・減災対策

学校の老朽化校舎の改修

老朽堤防・岸壁の補修

漁港の機能強化             ・・・・だったそうです。


 「あれもやりたい、これもやりたいけど時間が足りない。資金が足りない」と、アイディアで頭一杯の状態とはほど遠く、「創造的な発想」がなく、「何をしたらよいかの見当もなく、指示を待つしかない」状態ではないかと疑ってしまいます。

「だから、あんな税金の使い道になってしまうんだ」と。


 「税金を払うのがもったいない。イヤだ」という感情は、税金の使い道に納得がいかないから払いたくない、損したという気になります。「税金がこんなに活きた使い道をされてありがたい」が理想です。


 「貯蓄から投資へ」もある意味で同じで、「現預金を投資マネーに追い込むこと」が目的ではなく、「投資した資金がその人の目的に合った投資に向かっているのか」が重要です。

政府の働きかけは、いかに税金を集めること、いかに貯蓄から投資へと振り向けるかだけに目が行っていて、その先にあるはず「こんな使い道」「こんな資産形成のあり方」というビジョンがなく、本末転倒です。


 まずは懐が寂しいからお金を集める

 投資に回せば貯蓄にしておくよりも増えるだろう


 そんな政府から「これまでの運用のやり方では皆さんの老後は大変心配です。世界では、皆さんの大事なお金を預かってプロが運用する『ソブリン・ウェルス・ファンド(SWF)で大きく資産を殖やした例があります。日本でも、これを新たに作りましょう。今までのやり方ではダメなんです」と言われても、にわかに信じることはできません。現在の政府に、大事なお金の運用をこれ以上任せる気にはなれません。


 国民から資金を集めて無駄にしているぐらいなら、政府は関与せず、その資金をいったん戻し、民間の「国益のためになる、溢れるアイディア」が実現に向かうようにサポート側に回って欲しい。


 民間のアイディアが政府に届いているなら、こんなひねり出したような内容が恥ずかしくもなく表に出るはずがない。