求めているものは、意外と身近なところにあることが多いし、人気のあるもの、売れているものが自分が求めているものとは別物であることが多い。

 私は、自分に合わない投資を選択し、それに自分を合わせてきゅうくつに思って投資と付き合い「自分には投資は合わない。難しい」と悩んでいる人をたくさん見てきました。

 そういう方々には、是非一度、投資するかしないかは別として、「変動金利10年個人向け復興国債」を検討してもらい、それが自分に合ったものかどうか確認することをお勧めしてきました。
もし検討した上、物足りないものが見つかったら、それを満たす金融商品を探すという手順を踏むと自分に合った投資スタイルを見つけるのに役立つとも説明してきました。

 本日の日経記事には、「個人向け復興国債 低迷 金利低下で魅力薄れる 10月販売額20%減」とあり、私が勧める変動10年型復興国債が2090億円しか売れていなかったとありました。

「復興国債」の利率は、先を争って買う意欲がわくほどの高金利ではなく、この金融商品をただ店頭に並べていても、気にとめて立ち止まる人はいません。

 ただし、投資家の悩みに耳を傾け、投資家のニーズを絞ってあげて、何を投資で大事にすべきなのかを明確にしていけば、投資する、しないは別として、「いい話が聞けてよかった」というお言葉を頂戴できる金融商品だと私は思います。

 つまり復興国債が売れていない事実は、投資家が勝手に買っていってもらえる表面魅力的な金融商品の売り方に慣れてしまい、個人のニーズを掘り起こす力が販売金融機関側にはもはやないことを示しているのかもしれませんね。それに加えて、投資家の投資に対するあきらめが強く広まっている事情もあると思います。

 私はこれからも復興国債の語り部として、もっと多くの人に知ってもらうために話し続けていきたいと思います。