野田政権に対する「近いうち解散」の他に、近いうちを織り込んで動いていたのに、「このまま、しらばっくれて過ごせると思っているのか」と市場がいら立ってきたことがあります。スペイン政府の金融支援要請のことです。

 ユーロ危機がいったん落ち着きを見せていたのは、「スペインが金融支援を要請すれば、深刻な事態は避けられる」と市場が期待して見ていたからです。ところがリーダーシップを期待していたラホイスペイン首相の発言は消極的ものが続いています。

 市場の期待する内容が、単なる「わがまま」ではなく、「この不安定な状況を落ち着かせるには、これしか手はないでしょう」とスペインにとっても周りの協調を得るために最低限必要な一歩で、はずしてはならないタイミングにあると思います。

 市場が強く催促し、スペインが促されて金融支援の要請に踏み切る日は「近いうち」になると思います。