日本株の売買代金が大きく増えた結果、銘柄の物色幅がグーンと広がりました。ここから短期勝負で買ってみようという人がさらに増えるのだと思います。

 個人的には、相場の先行きを不安に思う人の売りが引っ込み、目先の買いで利益を狙っていく人が増え、結果、株価の動きが軽くなり上下に振れやすくなり、「安く買って高く売る」チャンスが増えるのだと思います。

 ただし、そう楽観はしていません。「上がればいずれ下がるもの」で、その下げ方がさほど大きなものではないだろうという期待が相場のムードを高めています。

 買った後に下がっても、目先の天井で買ったとしても、当たり前の結果として悔やまず、「上がれば下がるよね」とこの先の一相場に期待を持てる人は強気でいいと思いますが、そうは思えず、そのドキドキがストレスになりそうな人はまず塩漬け資産を売ること、新規投資には慎重になったほうがいいと思います。塩漬け資産をいいところで売ることを楽しみましょう。

 ところで、金融緩和策の一環で「新規住宅ローンの拡充」が話題になっていますが、住宅ローンの金利を抑えて、低所得の人にも住宅を買えるようにすることが、低所得者のニーズであり、景気刺激策の目玉になるのでしょうか?低金利であっても借金は借金であり、返済困難者を増やす結果になっては元も子もありません。

 それだったら、リフォームして長く使おうと考える人に対するリフォームローンの敷居を低くし優遇し、転売可能な優良中古住宅の数を増やし、流動性を高める過程を促すほうが国益にかなうのではないでしょうか。

 いっそのこと、クレジットや各種ローンの利息を経費にしてしまい、利益から相殺してはいかがでしょうか?消費は確実に盛り上がります。寄付はもちろん上限無しで利益から控除ですね。
住宅や車や家電など特定対象を買わせる補助金は前倒しの需要を取り込むだけで、その後は、メーカーにも、販売会社にも消費者にも良い結果は残せませんでした。