日経平均株価はついに10395円と一時は10400円台に乗せ、為替の動きも軽くなり、米ドル87円、豪ドル90円、ユーロ114円、そしてブラジルレアルは42円台になる円安となりました。

 大きな売買代金を伴う相場となって、売り手と買い手が大移動しました。来年早々の相場展開が売り手が喜ぶものになるのか、買い手が喜ぶものになるのか、楽しみです。

 そもそも、この日本株高・円安は期待が先行したもので、安倍政権は具体的な行動を起こす前です。オバマ大統領も習近平主席もリーダーになってから特筆すべきことは何もしていません。
相変わらず「財政の崖」に進展は見えず、スペイン政府の金融支援要請の話しすら話題に上らなくなってきました。

 大事なのは「何を言うか」ではなく、「何をしたか」のはずなのに、とりあえず、それはさておいての相場展開になっています。

 そういう意味では、相場に爆弾を抱えていることを十分意識した上で、この日本株高・円安相場を楽しみましょう。踊らにゃソンソンです。このムードに棹さして、冷静ぶるのはもったいない、滅多にない機会です。

 一部に弱気相場から強気相場へと宗旨替えする人も出てきましたが、まだ踊りに参加していない人の数のほうが多いでしょう。佳境はこれからだと思います。

 米ドルでいえば、1ドル=87円を真ん中に上下5円の動きになると私は想定しています。「92円までの円安があるかあ?」と疑う人もいれば、「82円までの円高しかないのかあ?」と疑う人もいるかもしれません。面白いですね。多くの人が「1ドル=82円までの円高しか期待できないのか」と思った時点から、5年間続いた円高に終止符が打たれるのだと思います。