株式相場はやはり円安基調に支えられて再び息を吹き返してきた模様です。そんな中で、目先はそれほど心配することはないと思いますが、やはり高度成長を前提にした経済・金融の仕組みの見直しが迫られる中国がどんな変化をしていくのか、目が離せません。

 本日の日経に「中国の農民向け零細金融機関 取り付け騒ぎや経営破たん相次ぐ 社会不安の要因に」という記事がありました。零細金融機関の取り付け騒ぎなので、金融システム不安を引き起こしているわけではないとありましたが、日本のメガバンクさえも破たんが懸念された2000年初期の始まりは、90年代初期の小さな信用組合、信用金庫、農協の不信からでした。

 株式相場が長期低迷、高級官僚の汚職、格差問題を訴える声が高まり、土地バブルの崩壊を迎えた日本と中国の今後がどうしてもだぶってみえてしまいます。

 当初の混乱は間違いなく日本にとっても悪い影響を及ぼすものと思いますが、それをきっかけに、中国が日本に協力を求めて、共同歩調の関係に向かっていくのであれば、これまでになかった良い景色が見えてくる可能性もあります。

 いずれにしても、中国は「悪くならないと良くなるきっかけがない」と考えると、個人的には投資対象として消極的にならざるをえません。