相場が戻ってきたから言うわけではないですが、「キプロスショックで円高・株安が大きく進んだ」と声高に報道するのは市場の実態から見ると少しおおげさのように思います。

 1米ドルが94円、1ユーロが122円、日経平均株価が12200円程度まで円高・ドル安が進んだことが一大事なのでしょうか。この程度の押し目は利益確定の動きが流れとなれば当然あり得べきもので、むしろ、この程度の円高・株安で相場が切り返して来るとしたら、いかに、これからでもリスク資産への投資に取り組もうとしている投資家が短期的な利益確定を考えている投資家よりも多いという証しだと思います。

 キプロスの出来事を「キプロスショック」と声高に言うのは、現在の投資環境では危機らしいものが当面見つからない状態にあるからとも言えます。新規投資を考える人は次の相場のヤマを意識して、ここは静かに淡々と、株安・円高の機会があれば投資するかどうかを検討する姿勢でよいと思います。