金曜日に電車に乗っていたら、隣に座る人が落ち着き無く、スマホを見ながら貧乏ゆすりをしていて気になりました。よく目を凝らしてみると、指で広げたり、弾いたりして、株価のチャートをみていたのでした。そしてしばらくすると、パソコンを取り出し、何やら注文を発注しているようでした。初老のサラリーマン、ちょっとキザオ的な顔をした方でありました。

 とても幸せ気分の顔ではなく、思い詰めたような様子でしたので、金曜日の相場はつらいものだったようです。

 円安・日本株高の相場展開の基調は変わっていないと思いますが、動きが小休止したのを見て、利益の確定売りを3月中に考えていた投資家の売りが優勢になり、買い方は無理せず、下値を拾おうとする余裕が出ているように思います。

 今週も、ムードの盛り上がりが改めて確認できるまでは積極的に円安や株価の上値を買っていく動きは期待できず、「押し目があったら投資するぞ」と押し目を待つ人以外は相場にジックリはりついてみている必要はないと思います。4月の相場に備えて、英気を養っておきましょう。

 以前の割安で放置されていた時とは異なり、今後は大きく儲けるチャンスは少なくなります。その代わり、小刻みに儲けるチャンスは多くなると思います。したがって、注意すべきは大きく損をすることです。大きく損をすると、なかなか、その損を取り戻すことは難しいですから、迷ったら投資するのは止めましょう。「ここぞ」という機会をジックリ待ちましょう。毎日、戦っていては疲れてしまいます。

 隣の初老の、ちょっとキザオ的な顔をして思いつめた様子の投資家さんは、少し休みを取ったほうがよいと思いました。