今週3日から日銀政策決定会合が開始されます。ここで初めて黒田新総裁を代表とする新生日銀がデフレ脱却に向けて具体的な方針を示す機会です。

 すでに新日銀に期待される政策を市場は期待し織り込んでしまっているので、材料がいったん出尽くして、株価は調整、円高に振れるという展開を想定する専門家の声もあります。

 このように市場が先走りして「この後、市場を失望させないような気の利いた政策なんて打てるのだろうか」という局面を米国のバーナンキFRB議長は市場との対話によりくぐり抜けてきました。
黒田日銀総裁はどんな手綱さばきをするのでしょうか?おそらく、今回程度の市場の期待には何度も応えていかなければならない場面が今後も続くのだと思います。

 そういう意味では、今回の局面を「うまく無難にさばいたなあ」というスマートな結果にならなかったとしたら、今後の黒田日銀の先行きは厳しいものを覚悟しなければならないでしょうし、逆に、ヒョイヒョイと苦もせず乗り越える黒田日銀であれば期待に加えて信頼感・安定感も備わってくるのだと思います。

 名実ともに4月相場の始まりです。ここ最近、4月相場のイメージは良くないですが、個人的にはムードが実態の良さを感じさせてくれる高揚の時期に入っていくと思います。夏までにはリスクを取った多くの人が「今年はいい感じ」と笑いあえる日が来れば期待しています。